法律相談室

私A(70歳)と妻B(65歳)との間には子がいません。
私は自分が亡くなった後も、Bが自宅で安心して暮らせるよう遺言を作成する予定です。
そこで、何か注意する点はありますか?

   遺言があれば、Bさんは他の法定相続人と遺産分割協議をすることなく自宅を自分名義にすることができるので、AさんはBさんのために遺言を残した方がいいでしょう。

   ただし、Bさんが亡くなった後、自宅はBさんの相続人(Bの兄弟姉妹)に相続されます。

   もしBさん亡き後、自身の親族(例えば、Aの甥・姪)に自宅を譲りたいという希望があれば、遺言ではなく信託という制度を利用することでその希望を叶えることができます。

   信託と聞くと投資信託等の金融商品を思い浮かべるかもしれませんが、遺言や贈与と同様に財産の処分・承継方法として家族間で利用することができます。

   遺言の代用として、この信託を利用する場合、一定の期間制限はありますが、何代も先まで遺産の承継者を指定することができます。そのため、Bさんの次の承継者まで指定したい場合、信託を利用しましょう。

 

  • 【回答】上木拓郎さん
  • ***プロフィール
    国立市在住、一橋大卒。只今趣味のゴルフを練習中。
  • 司法書士・行政書士
  • 拓実リーガルオフィス
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